WORKS -食品工場設備119番事例 -
東邦電気工事株式会社が手がけた施工実績やお客様にご提案した
ソリューションをご紹介します。
粉物、水物室メンテナンスの適正と補助金対応
2022.04.13
粉物を扱うミキシング室、以前は天井カセットを使われていました。
粉物でフィルターが汚れ、ドレンが詰まり、故障で部品交換が多く大変お困りでした。
そこで、外気取入れる『オールフレッシュ天井埋めエアコン』をお勧めし、電気の配線、配管類は、上部から縦に下ろして、粉が配線や配管の上に堆積しない対策を講じました。
粉物はアレルゲンを持っている物も多く、アレルゲンが他の食品に接触すると大事故になってしまう可能性があります。HACCPではアレルゲンの交差接触や汚染を予防する為、空気の流れを管理する、食品の上を通る配管や配線に埃(アレルゲンや汚染物)が堆積しないように管理するなどが重要です。
(『Codex 食品衛生の一般原則』より『空気由来の汚染を最小限にする。換気システムは汚染された区域から清浄区域に空気が流れないように設計され、システムは容易にメンテナンス及び清掃が出来るものであえるべき』『天井及び頭上構造物は埃(汚れ)及び結露の蓄積ならびに小片の脱落を最小限に仕上げる』)
写真:縦に配管した状態
写真:天井裏に設備した状態
更に、プラス圧にすることで虫が侵入し難くし、フィレドンや中性能フィルターを使用することで虫の侵入を防ぎました。分電盤の中は、温かく虫の住処となりやすいため、年次点検では虫や湿気対策のため掃除しています。
虫は有害昆虫と呼ばれ、食品衛生に対して汚染源になります。HACCPでは有害小動物(ねずみ・昆虫・鳥など)の侵入を最小限に抑え、住処を作らないことが重要です。
湿度対策には湿度調節シート【Gブレス】がお勧めです。
(『Codex 食品衛生の一般原則』より『有害小毒物の侵入を防ぎ、繁殖場所となる可能性のある場所をなくす』)
写真:湿度調整シート
このような対応で、約15年の間、フィルター交換をまめにして頂くことでメンテナンスは最小限に故障なくお使い頂いております。
また、設備の整備でお困りの際には、事業再構築補助金を利用して整備することが出来ます。
事業再構築補助金の第5回公募では、当社でも3件の申請支援をさせて頂きました。(5月24日に締切になりました)
第5回の申請類型では、卸から製造への事業拡大に1500万円の設備投資が必要となり、当社で補助金申請支援をさせて頂きました。結果、1500万円のうち1000万円が補助金で賄うことが出来、社長も助かったと大変喜んでいらっしゃいました。
当社では、このような補助金申請支援も行っております。
今回の申請で新築の建物を建てるという良い条件については最後となりましたが、第6回からは建物については 基本的に改修が中心となり、新築については制限が設けられるとのことです。
第6回の申請類型は以下の通りです。
●最低賃金枠
最低賃金引上げの影響を受け、その原資の確保が困難な特に業況の厳しい事業者に対する支援
- 補助金上限:500万円、1,000万円、1,500万円
- 補助率:中小3/4、中堅2/3
●回復・再生応援枠
引き続き業況が厳しい事業者や事業再生に取り組む事業者に対する支援
- 補助金上限:500万円、1,000万円、1,500万円
- 補助率:中小3/4、中堅2/3
●通常枠
- 補助金上限:2,000万円、4,000万円、6,000万円、8,000万円
- 補助率:中小2/3、中堅1/2
●大規模賃金引上枠
多くの従業員を雇用しながら、継続的な賃金引上げに取り組むとともに、従業員を増やして生産性を向上させる事業者に対する支援
- 補助金上限:1億円
- 補助率:中小2/3、中堅1/2
●グリーン成長枠
研究開発・技術開発又は人材育成を行いながら、グリーン成長戦略「実行計画」14分野の課題の解決に資する取組を行う事業者に対する支援
- 補助金上限:中小1億円、中堅1.5億円
- 補助率:中小1/2、中堅1/3
コロナ禍、色々な分野に進出する手助けになります。詳しくはお問い合わせください。
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